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2012年04月29日(日)   <<BACK>>

桜の時期も過ぎて‥‥(2)

 確かに昨年から今年にかけて、人の意識が大きく変わろうとしているように見られる。「もうこのようなエゴにまみれた世界を生きたくない」という気持ちの人が増えたように思う。
 覚醒への道を歩むこと。それを進んで行うこと。
 一切はそれだ。車輪が前に進まないなら、何か大きな石にあたっているのかも知れない。そういう石を横に除けながら進む。
 長年、こころや体に浸透した習慣性を一時の決断で変えてしまうことは難しい。無理な決断は却って大変なストレスを背負うことにもなりかねない。自分が納得するまで自己と対話し、こだわりのない空間に住することができればよい。ただできなくても何も落胆することもない。前に進む気持ちがあれば機会はまたある。
 自分にプレッシャーをかけることはまるで、車輪のように強い摩擦熱で火花を発しているようなものだ。人によっては、それであって成長していくと思っている人もいるらしいが、そうではない。
 決して良い方向には進めない。外的なプレッシャーではなく、内的、つまりこころの探求により初めて、解放される。

▶この桜木は朝日を受けて、一年に一度のイベントを楽しんでいるかのようだ。
Aplil.17,2012,inKobe
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