2010年07月22日(木)   <<BACK>>

空で在ること

 先般、知り合いの人とメールのやり取りをしていて、わたし自身が気がついた点があった。
  タイピングしながら、その時は「冗長な文は厭だなあ」という思いが出て来たのか、つぶやきのような数語で終わらせてしまったのだ。

 「意識の保持‥」という言葉だ。さっそく相手から「それはどういうことでしょうか」と問うてきた。わたしの返事は次だ。

 空の意識が生活のあらゆる変化に関係せず「在る」ということです。

 この「在る」を「在り続ける」とすることも考えたが、「在り続ける」とすると、自分の意志で存続させるという意味が幾分かでも入ると思った。空の意識は一生懸命、自転車をこいでいる状態ではない。自分がほかのことに強い関心をもたない限り在る。
 空はそういう意識の状態であるが、意識側のことに過ぎないのだとは言い切れない。
  そもそもこれが空間と時間の本来の在り方であるかも知れないからだ。
 

July 19,2010 at HANSHIN-MIKAGE
Fuji FINEPIX F70 100-0492


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