2008年07月30日(水)   <<BACK>>

淀みなく

 一昨日は突然、空模様がおかしくなってきた、と思たら雨が降り出した。雷鳴がとどろいた。普通の夕立とは異なる豪雨であった。
 このホームページの「スッタニパータを読む」には、「スッタニパータ」から抜粋した言葉を載せている。その訳には「なければならない」という日本語を使っている箇所があるが、そういう訳は適切ではないと、最近感じるようになってきた。「こうあるべき」「なければならない」という日本語を使えば、格好はよいが、人間の心理に通轍していたブッダが、果たしてこういう使い方をしていたのか、最近疑問に感じるのだ。むしろ「こうあるのがよい」という使いかたがよいように思うのだ。いずれ、訂正してアップしたい。
 「自分はこうしたい、こう在りたい」という本来の自己の内部と、様々な人と接する日常生活とが不離である、あるいはそうあろうとするなら、「べき」とか「なければならない」という言葉は出ないのではないかと思う。淀むことのない流れを望み、新鮮、明瞭な日々があれば、それは全てに勝る。

この写真は7月28日午後2時34分に撮影した。どんどん雲が上から渦を巻くようにして降りてきた。実に奇妙にも見えた。この数分後、灘区 都賀川で濁流にのまれ四人の方が亡くなった。

 

 


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