2006年11月07日(火)   <<BACK>>
【喫茶室C】
いよいよ寒くなるのかな

 昨夜から強い風が吹いている。案の定、今朝は寒かった。25年程前の同時期を覚えているが、11月初旬はみんなコートの襟をたてて白い息をしていた。その頃と比べると今朝の寒さなどはまだ「気持ちがいい」の部類に入るのだろう。そうはいっても年内も二ヶ月を切ったわけで、近々もっと寒い日がやってくるだろう。
 このダイアリの「閑話」は比較的リラックスして気のついたこと、感じたことを書くコーナーのつもりであった。しかし、だんだんとこのカテゴリーに入らないものが増えたきた。閑話には、「むだばなし」という意味(『大辞泉』より)もあるわけだが、結構、真剣になって書いているものもあるわけで、ちょっと変えよと思い「喫茶室C」とした。なぜAでもBでもないかというと、好きな喫茶室の頭文字である「C」をとったという、ただそれだけのことだ。
 最近、変な時代に入ってきたな、とつくづく感じる。どうしてなんだろうということであるが、思い当たることは数多くある。
 それは小さい頃から両親や学校から受けて来た教育(しつけみたいなものだが)には「相手の立場に立って考える」があったわけで、理屈抜きで自分がされて嫌なことを相手にもしないということだ。これが社会生活のベースにもなっていた。しかし今はそんなことを口にしている人をあまり見かけない。しかも妙なことに60才や70才くらいの人にマナー違反が結構見受けられるということだ。電車のドアが開いたので、出ようとすると、真正面に突っ立っていたり、繁華街を歩いていると、身体が当たりそうになったりと‥‥。
 そして世界のさまざまな出来事も自分の問題としてとらえることができなくなりつつある。人が共に生きていく原点を見失ったのでは、そりゃ恐ろしい時代がやってきそうである。ここの問題は改めて書くとしよう。今日はリラックスの日、固くなりかけた肩を定規でトントンしておこう。

→ただ、何をするでもなく、じぃとしていて良い空間は私にとって貴重である。

 


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